羽毛布団を用いた「質の良い眠り」に対する条件として
- 羽毛布団の保温力を自分の体や室内環境に合わせる
- 布団の重さを最適化する
- 継続したメンテナンスを行なう
- 側生地の素材と性能
羽毛布団は暖かさが重要ではありますが、自分の体や室内環境に合った保温力でないと寝苦しく、熟睡できません。保温力が低いことは勿論、高すぎても同様です。機密性の高い住宅等にお住いの方などは、特に注意が必要です。(冬用を春秋合掛け用にリメイクする等)
自分の体力に合わない重さの布団は寝返りが打ちにくく、寝苦しさが増してしまいます。就寝中に体力を消耗しないためにも、布団の重さは最適化する必要があります。特に、お年寄りや体の小さい方には、布団の重さはとても重要な要因です。(軽くて暖かい「Nudia仕様」にする等)
たとえ何十万円もする超高級羽毛布団でも、メンテナンスを怠ると中の羽毛同士が絡んだり、汗や汚れの影響により性能が低下し、安い布団と同等程度、もしくはそれ以下の性能しか発揮できなくなります。羽毛布団の性能維持には、定期的且つ継続したメンテナンスをお勧めします。(クリーニングは年2回、リメイクは4~5年に一度くらいがおすすめ。喜久屋の布団リメイクではクリーニングを「3年間半額」にて承ります)
羽毛布団の性能は中身の羽毛のみならず、側生地にも大きく左右されます。側生地の役割は、ドレープ性、吸湿性及び放熱性です。しなやかな生地ほどドレープ性に優れ、体に密着し、温かく良く眠れます。逆にドレープ性が低い側生地は身体との間に隙間ができやすく、温かさや心地よさは損なわれます。また、綿100%等の天然素材ほど吸湿性や放熱性に優れ、質の良い眠りをサポートしてくれます。(60番手以上の生地素材を推奨)理想としては、これらの条件を満たした側生地で、布団カバーをせずにお使い頂くこととなります。