STORY 03
長年ご利用いただいているお客様に、
喜久屋との関わりをお聞きしました。
「いい服ほど、“誰に預けるか”が大切になる。」
ファッションのプロが語る、喜久屋の“どうにかする力”
本日はよろしくお願いいたします。今回は、長年にわたり喜久屋をご利用いただいている、白﨑さくら様にお話を伺います。普段から上質な洋服や繊細な素材に触れるお仕事ですが、クリーニング店選びにもかなり気を使われるそうですね。
白﨑さん(以下、白﨑):
よろしくお願いします。そうですね、ただ汚れが落ちればいい、という感覚ではないんです。大切な服だからこそ、安心して預けられるかどうか。戻ってきた時に、きちんと汚れが落ちていたり、整っていたり、当たり前のケアがなされているかをまずは見ています。
ファッションのプロが感じる、一段違う仕上がり
喜久屋をご利用いただくようになったきっかけを教えてください。
白﨑: もう7〜8年くらいになります。それまでは近所のクリーニング店を何店舗か利用していたのですが、なかなか納得できる仕上がりにならないことが多くて。
そんな時、以前同じ会社で働いていた方から「喜久屋さん、いいですよ」と教えてもらったんです。実際にお願いしてみたら、仕上がりがとても良かった。それからずっとお願いしています。
お仕事柄、クリーニングの仕上がりにも厳しくなりますか?
白﨑:
普段から上質な洋服や、繊細な素材に触れることが多いので、クリーニング店選びにはかなり気を使います。
仕上がりを見る時も、汚れが落ちているかだけではなく、生地の風合いや形がきちんと保たれているかを気にしています。特に繊細な素材は、ちょっとした仕上がりの違いが気になることもありますね。その点で、喜久屋さんはクオリティが一段違うと感じています。
「できません」で終わらせない、“どうにかする力”
仕上がり以外で、長く利用されている理由はありますか?
白﨑: 一番大きいのは、スタッフのMさんの存在ですね。
さり気ないけどすごく気遣いが細やかなんですが、決して過剰なサービスではないんです。こちらが何かを言う前に気づいてくれたり、困っていることを察してくれたり。でも、それを大げさに見せない。その距離感がすごくいいんです。
印象に残っている対応はありますか?
白﨑:
他店だったら、「これはちょっと受けられません」と言われそうなものを持っていくこともあるんです。そういう時も、Mさんは最初から「できません」で終わらせない。
「少し確認してみますね」とか、「こういう方法だったらできるかもしれません」とか言ってくれるんです。
もちろん、無理なものを無理に受けるわけではありません。「お客様にとって、どうするのが一番いいか」を考えながら、できることを探してくれるんです。私は勝手に、Mさんには「どうにかしようとなさる気概」を感じています。
「できる・できない」だけではなく、その間を考えてくれるのですね。
白﨑:
結局、サービスってそこなのかもしれません。ルールに当てはめて判断するだけではなくて、目の前のお客様が何を求めているのかを見て、自分で考えてくれる。それって、すごく安心感につながるんですよね。
喜久屋には、“働く人の自由演技”が残っている
「自分で考えてくれる」というのは、喜久屋全体に感じることですか?
白﨑:
そうですね。喜久屋さんには、働いている人が自分で考えて動く余白があるように感じます。マニュアルによって誰が対応しても同じ品質になるようにするとか、効率を上げるとか。それ自体は、経済合理性を考えれば、すごく大切なことだと思うんです。
でも、サービスって、すべてを仕組みだけで解決できるものではないと思っています。企業が成長していくことと同時に、そこで働く人たちの個性や判断力も伸びていく。私は、そういう組織のあり方はすごく人間らしいと思うんです。
喜久屋さんには、“働く人の自由演技”がちゃんと残っているように感じます。目の前のお客様と洋服を見て、その人自身が考えてくれる。Mさんの「どうにかしようとなさる気概」も、きっとそういう文化があるからこそ生まれているんじゃないかと思っています。
大切な服だからこそ、「誰に預けるか」
最後に、白﨑さんにとってクリーニングとはどんな存在でしょうか。
白﨑:
洋服って、単なる消耗品ではないと思うんです。気に入って買ったものだったり、長く着たいと思って選んだものだったり。本当に好きな服なら、できるだけ長く、いい状態で着たいですよね。
だからクリーニングも、ただ「汚れを落とす」だけではない。大切な服を預けて、きちんと手入れをしてもらって、また気持ちよく着る。そうやって、一着の服と長く付き合っていくためのサービスでもあると思っています。
だからこそ、店選びも大切になるのですね。
白﨑:
そうですね。値段や便利さだけではなくて、誰に預けるか。特に大切な服になればなるほど、そこは大きいと思います。「この人たちなら大丈夫」と思えること。それが、私が喜久屋さんを長く利用している理由だと思います。
白﨑さくら 様
ファッションブランド広報
長年にわたり、ファッション業界で広報を担当。現在はカシミアを中心としたイタリアの高級ファッションブランドに勤務し、公私ともに日々さまざまな洋服や素材に触れている。